抗うつ剤で自殺衝動?監視強化へ


抗うつ剤によって自殺衝動が出るケースが、子供に続いて大人でも確認されました。
この「抗うつ剤」は特定のものなのか全抗うつ剤なのかまだ分かりません(昨年子供に使用するなとお触れが出たのは、なんと一部ではなく全抗うつ剤でした)。後日続報がありそうですが、とりあえず速報という感じみたいです。


多分、全抗うつ剤のことのように読めます。
割と大きな流れに発展しそうな気がします。


毎日新聞より

抗うつ剤が大人の自殺衝動を強める可能性が最近の複数の研究で指摘されたとして、服用する際は症状の悪化や自殺傾向などを慎重に監視するよう FDA(米食品医薬品局)が警告した。

一部の抗うつ剤が子供の自殺傾向を強める恐れは既に明らかになっており、FDAは昨年、薬の添付文書に強い警告を表示するよう指示した。

昨年、FDA が全抗うつ剤を子供に使わないよう警告した件

FDAは今後約1年かけ、米国で広く処方されている抗うつ剤について大人の患者に自殺を誘発する恐れの有無を評価し、製品への警告表示などを検討する。
今回の警告は、その結論が出るまでの当面の措置(危険性評価には1年以上かかる可能性あり)。特に抗うつ剤を初めて服用する際や、有効成分の量が変わった時の体調、精神状態の変化に注意し、変化があれば医師の診察を受けるよう求めた。

米政府の昨年の調査では、18歳以上の米国女性の10人に1人、男性の25人に1人が抗うつ剤を服用している。


日経BPより

FDAは公衆衛生勧告で、医療供給者と患者に以下の3点を知っておくことを薦めている。

(1)抗うつ薬の投与を受けている成人、特にうつ病の治療を受けている患者は、うつ状態の悪化や自殺を考えることや行動の増加を綿密に注視すること

(2)抗うつ薬の投与初期もしくは投与用量を変化させたときには綿密に観察すること

(3)抗うつ薬の投与を受けているにもにもかかわらず、自殺を考えることや行動の増加など症状の悪化がみられた成人には、医療の専門家による評価を受けるべきである

 これらの勧告は、成人に使用されている抗うつ薬のラベルにすでに警告されている内容と一致している。


今回のFDA発表はこちら。

ヨーロッパでも「SSRI/SNRI/NRI を子供にバンバン使うな」というお触れが出ています。

しかし、アメリカ成人の 4%〜10% が抗うつ剤を飲んでいるとはびっくりです。うつ病以外の人も飲んでいるとは言え、それほどとは。



 

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  | 2005年07月03日 22:04  | この記事のアドレス URL  |

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