栄養なんていらない?

匿名さん

一日必要量とされる栄養の量についてです。

現代の先進国では栄養に偏りがあるのは事実ですが、文明の発達する以前は、食べ物も地域によって偏っており、量も十分では無かったはずなので、これまで人類が生存してきたほとんど期間を通じて、大半の人間は(現在いわれている)必要量とされる量を摂取できていなかったのでは無いでしょうか。

にも関わらす、人類が滅びていないということは必要量と言われている量の算出方法自体に問題があり、本当はそんなに必要ないのでは無いだろうかということです。(各成分について全てそうだと思っているわけではありません)。

実際、米国や日本の政府機関が提示してきた、一日必要量というのは時代によって変化していますし。


人口が増えれば栄養が足りている証拠だ、とは言えません。

栄養所要量を満たさないまま人類は増えてきましたが、だからこそ不十分な成長・深刻な欠乏症・抵抗力の低さによって広まる感染症・全体的な死亡率の高さにさいなまれてきました。
絶食でもない限り栄養不足で即座に死ぬことはありませんから、子孫を増やすことは可能です。

現代でも栄養失調ながら人口が増えている国はありますが、それを見て「人口が増えているからそれ以上の栄養は不要だ」とは誰も言いません。

人口が増えることと栄養が足りて健康であることは別です。

栄養所要量とは「欠乏症にならない最低限の量」です。

日本は明治時代、ビタミンB1欠乏症の脚気(かっけ)が国民病となっていて死者も多数出ていました。
昭和になっても栄養は十分でなく、発育も十分ではありませんでした。

そんな背景を持って1969年に栄養所要量が決められましたが、それは「脚気にならない」とか「失明しない」という基準に過ぎず、それだけでは健康にはなれないことはかなり以前から言われていました。

その栄養所要量も「満たせばすぐには死なない」だけであって、健康にはなれません。

日本人は多少足りない栄養素があるもののおおむね所要量を満たしているとされていますが、献血希望者のうち鉄分不足などの異常(概して「血が薄い」)で献血不可となる人が増えており、希望者の7割が不合格になったケースもあります。

また、健康を取り戻すはずの病院で入院患者の4割が栄養不足という状態もあり、それが体調回復を阻んでいると考えられるようになってきました。
それを是正するために「栄養サポートチーム」という試みが始まったばかりです。

これらは「欠乏症が出るほどではないが慢性的な栄養不足」であって、体のだるさ、漠然とした不調の要因として指摘されているものです。

なお、アメリカの所要量は日本より多いですが、それでもさらに所要量を増やすべきだと言う学者もいます。「欠乏しない」量よりもかなり多く摂らないと「健康である」量に届かないからです。

以下は本筋ではありませんが、参考までに。

これらの慢性的なビタミン・ミネラル不足の原因は2つあると考えています。
1つ目は必要なビタミン・ミネラルの増加、
2つ目は食品から摂れるビタミン・ミネラルの激減です。

1つ目:必要なビタミン・ミネラルの増加

必要な栄養は、最近の数十年間で大きく変わりました。
運動量は減ったので糖分や脂肪といったエネルギーはそれほどいらなくなりました。代わりにストレスが激増したので水溶性ビタミンやミネラルなどのストレス処理用の栄養は多く必要になっています。

普段の生活習慣でも、タバコを1〜2本吸うと1日分のビタミンCが壊れるそうですし、アルコールはビタミンB群を大量に消費します(こちらは欠乏症が出るほどB群を使い切る場合あり)。
これに加えて、人間は不安や恐怖、イライラを感じるごとにビタミン・ミネラルを消費します。そして、それが生まれるのは主に人間関係です。

これらの生活の変化は栄養所要量の考えに盛り込まれていないので、栄養所要量通りに栄養を摂っても実際には足りていないことがあり得ます。

2つ目:食品から摂れるビタミン・ミネラルの激減

この50年間で食品から摂れるビタミン・ミネラルは急激に減っています。

日本食品標準成分表での、最近50年間の栄養変化:

ビタミンC
(可食部100g中)
1950年
2000年
比率
ほうれん草
150mg
35mg
23%
にんじん
10mg
4mg
40%
キャベツ
80mg
41mg
51%
春菊
50mg
19mg
38%
鉄分
(可食部100g中)
1950年
2000年
比率
ほうれん草
13mg
2.0mg
15%
にら
19mg
0.7mg
4%
わけぎ
17mg
0.4mg
2%
春菊
9mg
1.7mg
19%

栄養が減った理由は

  • 土がやせた。化学肥料で育てるので土に栄養が残っていない。
  • 収穫から食べるまでの間、遠距離輸送や倉庫での備蓄中に栄養が壊れてしまう
  • 季節を無視した栽培(日照時間などの条件の違い)

だそうです。
全食品がこれほど劇的な変化をした訳ではないでしょうが、おおむね減っているということはよく言われています。

それでも何とか欠乏症にまで至らない理由は、以下のものが考えられます。

  • 単純に消費量が増えた(満腹できるだけの食料が生産されている)
  • 加工食品に添加物としてビタミンが入れられるようになった(原材料名に「ビタミン○○」と書いてる食品はたくさんある)
  • 家畜のエサに配合されるようになったビタミンが、肉を通じて人間に摂取されている(特に脂溶性ビタミン)

まとめ

  • 大昔:ビタミン・ミネラル豊富な食品を少ししか食べられなかった。欠乏症で死者も出たし、成長できず身長は低かった。カロリーも慢性的に足りなかったので寿命は短かかった。
  • 今:エネルギー過多。満腹まで食べてもビタミン・ミネラルは慢性的に不足。ただし決定的に欠乏する成分はないので死者は出ない。


 

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  | 2005年08月22日 18:27  | この記事のアドレス URL  |

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