良い本ありました:今月の書評(2006年7月)
   【本人と家族のための「うつ」の本】
   【「うつ」がわかって、「うつ」を治す本】

最近出た本の中から、読んでみて「当たり」だったものをご紹介。
2006年の7月分です。


うつ病、うつの書評-本人と家族のための「うつ」の本本人と家族のための「うつ」の本
野末浩之著 2006.5.30 新日本出版社

本書は保育士、労働組合の活動家として働きながらうつ病を体験したみえこさんとさだおさんの二人の手記から始まります。
 二人が治療と認知治療プログラムを受ける過程をケーススタディーとして紹介。「うつ」になりやすい思考のクセや、どのような症状が表れて仕事や生活に支障をきたすようになったのかを身近に捉え理解することができるのが特徴です。
認知症やアルコール依存症などとの関係、各症状に有効な投薬と治療法方などが専門的かつ患者の側からもわかりやすく解説されているので、本書を読めばうつ病診療の原則と種類を一通り把握することができるでしょう。

精神科医である著者は、あとがきで「うつ気分は子どものころからずっと私のそばにあったようです」と述懐します。自らも社会活動家であると自負するだけに、患者と同じ目線で「うつ」に取り組む姿勢がいたるところで感じられるのも本書の魅力。
私たちの隣人ともいえる、みえこさんとさだおさんの二人が、なぜ「うつ」になってしまったのか? その理由もまた決して特別なことではないことから「うつ」が誰でもなりうる病気だということが実感できます。

うつ病、うつの書評-「うつ」がわかって、「うつ」を治す本「うつ」がわかって、「うつ」を治す本
菅野泰蔵著 2006.6.9 洋泉社

1項目ごとに見開き2ページで、図解を交えながら「うつ」とはどんな病気なのか? どんな人がなりやすいのか? 何がきっかけになりうるか? カウンセリングや治療はどのように行われるのか?を解説していきます。
週刊誌サイズのB5版で100頁弱の薄さ、かわいらしイラスト付きで一見How to本のような気軽さですが、中身はかなりの本格派。2時間ほどで読むことができますが、40項目全てが終わった時には「うつ」の世界を一周したかと思うほどの充実度です。

「うつ」は人災であるハラスメントによるうつ病など、職場でのうつ症状発症の多さを紹介し、心の風邪とも言われる「うつ」が個人の問題ではなく、社会としての意識改革が必要である点にも触れています。
また「これまでの自分の見方の枠組み(フレーム)をもっと自由に、柔軟なものにする」リフレーミングや、ネガティブ思考は必ずしも悪ではなく色々な角度から物事を見ることが大切というポジティブ信仰を捨てようなど、私たちが知らない間に心を縛っている固定観念の存在にも気づかせてくれます。


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  | 2006年08月04日 15:09  | この記事のアドレス URL  |

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