6 休職経験者へインタビュー

休職経験者としてうつ病ドリルへ貴重な体験談を語ってくださったのは、Kさん(27歳、男性)。大手IT企業のSEとして働いていた彼は、入社3年目の秋にうつと診断され、すぐ休職に入りました。その後はおよそ4ヶ月半の休職を経て無事現職に復帰。今も休職前と同じ現場でご活躍されています。


−−まずは、うつ病で休職に至った経緯を教えてください。

仕事がものすごく忙しくて体調を崩しがちだったときに、めまいが酷くて会社内の産業医を受診したのがきっかけです。めまいを相談しに内科の先生を受診したのですが、初回でいきなり「次は精神科医のいる時間に受診して下さい」と。言われるままに精神科医を受診したら「うつ」と診断されて即ドクターストップ。すぐ休職に入ることになりました。


−−休職に入って、どう感じましたか?

会社に行かなくなっても、しばらくはなかなか休む気持ちになれませんでした。たかだか3年目でも仕事を背負っている自負があったし、自分が抜けたらみんなに迷惑をかけると思っていたんです。でも休んで1ヶ月も経つと、自分がいなくても会社はそれなりに回っていて。それはショックでもあったけど、ムリして頑張らなくてもなんとかなるもんだ、とホッとしたのも事実です。


−−休職中はどんな生活を送っていたのですか?

休職中は普段いた会社の寮を出て、実家に帰りました。実家では、初め2ヶ月くらいはひたすら寝て過ごす毎日を送り、3ヶ月目くらいからはプラプラ街を出歩いたり、漫画喫茶にこもったりしていました。
実家に戻ったとき、家族に休職について何か言われるかと心配していたのですが、意外に大丈夫でした。初めこそビックリしてましたが、そのあとはほっといてくれて逆に気楽でしたね。実家は日中カラだったので、1人でいられたのは本当に楽でした。


−−復職への焦りはありましたか?

ありましたよ、すごくありました。2ヶ月寝たきりで過ごして少し体調が良くなってきたとき、もう仕事に戻りたくて、これ以上は休めない、戻らなくてはいけないと感じ、復帰を考え始めたんです。実際に産業医へ「復帰したい」と伝えましたし、当時の上司も「彼が言うんだから、もう戻れるはずだ」と後ろ盾になって。でも産業医はOKを出さなかった。最終的には産業医が出した「1ヶ月間は朝7時に起きて、夜12時に寝る」課題をクリアした休職4ヶ月半の時点で復帰することになりました。もし2ヶ月の時点で復帰していたらまた悪化していたかもしれません。今思えば産業医の判断は正しかった、あの時止めてくれて本当に助かったと思っています。


−−復帰後、職場ではどう迎えられましたか?

 意外に何事もなく、普通の反応でした。今の上司はとても理解があり、残業を自分なりにセーブしても特に何も言われません。仕事内容は基本的に休職前と同じですが、顧客との交渉など負荷の大きい仕事が少し減りました。


−−休職で感じたメリットは?

休んで体調が整ったことが、本当に良かったと思います。うつの時は異常でしたよ、本を読んでも覚えられないし、突然ぜんそくにもなったし、めまいも酷かった。精神的に追いつめられるのも辛かった。でも今はそんなことはありません。前のように1日14時間は働けないけれど、10時間程度なら働けます。仕事がきついなーと思ったら自分の意志でセーブできるようになったのも良いことですね。


−−デメリットは?

前線から退いた感じがします。出世に響いている実感もあります。昇進試験が年に一回あるのですが、休職期間にかぶってしまい受けられませんでした。


−−これから休職を考えている方へアドバイスをお願いします

医者が休めと言ったら、休んだ方がいいですよ。出世に響く実感はありますが、でも仮に僕に部下がいたら絶対に休ませます。
難しいのは復職の時期です。早く復帰したいと焦りますが、焦らずにじっくり休んでほしい。一時期寝たきりだった状態から、仕事ができるくらいまで体力が戻るまでにはかなり時間がかかります。生活リズムを整えて、なるべく朝7時には起きられるようになってから復職を考えた方がいいと思います。


−−ありがとうございました。今後のさらなるご活躍をお祈りしています。


佐藤未果



 

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  | 2007年02月14日 00:20  | この記事のアドレス URL  |

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