医者の前で元気なフリをしてしまい、正しく診断されない

M.S. さんからの相談です

はじめまして。とても詳細で丁寧な内容のHPで、さらに管理者様
ご自信もうつ病であった、というところにとても安心感を感じ、
思い切ってご相談させていただくことにしました。

実は、昨年あたりから、自分にある自覚症状が、
うつ病ではないか、と思うようになり、
2つ位の病院に行きました。
私が一番苦しかった&苦しいのは、
就職活動をはじめとする、仕事に関してです。
すでに既婚ですが、自分でも働きたく、
またできることもあるので、求人情報を見ては、
書類選考にも大抵は通過して面接、合格するのですが
明日から出勤という前夜になると不安が広がり、
朝になる頃には、いけなくなります。

新しい環境、新しい人との人間関係、
に不安があり、日常でもちょっとした電話や
他人との会話が、できなくないのですが、
億劫で、夫がいれば夫にやってもらってしまいます。

友人で、関西で心理カウンセラーをしている人に
相談したところ、
私は家族関係のこともあって、
中学校時代から、度々、パニック症状を起こす
ことがあり(今は、ほとんどないです。)、
うつ病であることは間違いないが、
その根元にあるものは、意外と長く潜伏しているもの
ではないか、といわれました。

彼女からも、ここはひとつ、2年位を目安に、
じっくりと治療したほうがいい、と言われたので、
昨年は病院に行ったのですが、
病院の医師と話をするのがとても億劫です。
私が住んでいるところは、下町だからか、
先生も気さくでちゃきちゃきの人が多く、
私は外面ではそうゆう先生の雰囲気にあわせて
元気にふるまってしまい、
先生も、一過性のものだろうという感じで
対応されます。

病院にいく時も元気にふるまう癖が抜けず、
それがとても苦痛。これまでの過程を話すのも
とても億劫です。

2番目の病院では、1番目の病院の診断書もなく
自己判断で新しい病院に来ている私に対して、
先生から「私にできることはありません」と
断言されてしまいました。
私がすでに2回ほど、他の病院にかかっていること、
自己判断で病院を変えようとしていること、
に由来していると思います。

正攻法から言えば、先生のおっしゃるとおりです。
ただし、どの薬をどれくらい飲んでいたか、
ということは、きちんと伝えました。
その上で、病院を変わるならば、診断書が必要だから、
それを持って来ないと、こちらでも診る術がない、
といわれました。

あまりの言葉に驚いて、無言で退室しました。
後から問診をしてくれたスタッフが来て、
「薬はどうしますか?」と聞かれたときには
驚きましたね。何もできないといいながら、
薬だけ出すとは。。と。。。
もちろん、ろくに診察もしてないのに、
薬だけ出されてもと思い断りました。

こういった経緯から、とてもまた病院にいくのが
辛くて仕方ありません。でも今の自分の状況も
何とか変えたくて、焦る日々が続いています。

そろそろ夫婦でも子供が欲しい、
という話もしていて、これからうつ病の治療
となると、それも我慢しなくてはいけないし、
という二重三重の悩みで、頭が混乱してます。


管理人のお答え:

お褒めいただきありがとうございます。

とりあえず今の情報だけでお答えしますと、解決策は

・普段の様子を紙にまとめてから受診(最初から全部を口で言わない)
・やっぱりしばらく静養して一番ひどい時を乗り切る
・体が動くようになってから徐々に復帰トレーニング

だと思います。
順に説明します。

「普段の様子を紙にまとめてから受診(最初から全部を口で言わない)」:
口頭で説明してしまうと元気だと思われて軽くあしらわれてしまうからです。
普段の生活でどういう支障が出ているかを見せて、「医師の前に限らず、
人前ではついつい元気を装ってしまう」と伝えてみてください。

精神科に行き慣れていない人によくある誤解なのですが、
医者というのは技術者ですから(神でも聖職者でもない)
過剰な期待も恐れも必要ない、と考えると良いかと思います。

「やっぱりしばらく静養して一番ひどい時を乗り切る」:
日常生活に支障が出るくらい具合の悪い期間は、やっぱり薬の力を
借りるのが最も手っ取り早いです。これはどんな病気でも同じです。


「体が動くようになってから徐々に復帰トレーニング」:
眠気やだるさがとれてきた後は、徐々に成功体験を積み重ねて
人と話せたり仕事に行けるようにします。

例えばこんな本があります。
対人恐怖―社会不安障害

不安や緊張を取り除くには、その状況でも失敗しないという
成功体験を積み重ねて、脳が無意識のうちに「以前この状況で
成功した、だから次も大丈夫」と判断してくれるように
「慣れる」以外の治療法はありません。
どんな名前の心理療法でも、これは共通しています。

※ただし、いきなり本番に挑む荒治療は必ず失敗します。
「似たような状況だが、今の自分でもできる範囲」の練習を
何度も繰り返すのが基本です。くれぐれも無理はいけません。


> そろそろ夫婦でも子供が欲しい、
> という話もしていて、これからうつ病の治療
> となると、それも我慢しなくてはいけないし、

うつ病治療と妊娠の関係については、薬による妊娠への影響はほとんどありません。
ご安心下さい。
それよりは母親がうつ病のままである方が何かと問題のようです。

1. http://u-drill.jp/archives/2007_08/02_143031.php
2. http://u-drill.jp/cgi-bin...


M.S. さんからのお返事

何かとお忙しいなか、
相談にのっていただき、
本当にありがとうございました。

やはりHPを拝読していても感じましたが、
いただいたメールを拝読しても、
「よく理解してくださっている」という
感じがして、それだけで心が軽くなります。

また、症状を箇条書きにして持って行く、
というのは、なるほど!と思いました。
私、どんな病気ででも、よほどのことが
ないかぎりは、人前で辛い様子って、
出せない、出したくないところがあるんですね。。

かといって、この内面にある苦しみを
外に出すには、みたいなところで
工夫している場合でもない感じでして^^;

実は、昨日、夫と一緒に、
病院に行って来ました。

前回、嫌な思いをした副院長がいる
病院ですが、院長先生に診てもらうために
思い切って、行きました。

これが本当にとても良かったのです。
ずっと背負ってきたものを、
少し下ろして、お話しすることができました。

先生が、私の立場になって、
話を受け止めてくださった、
という実感を得ることができました。

今後、通院していける、という
確信を得ることができて、
これでまず、病院に行くということ、
お薬を飲むということ、

その上で、状態が良くなった頃に、
うつ病ドリルの実践ができる見通しが
出てきた、ということになり、
本当に安心しています。

私は、中2位から親の離婚の影響で
家族の父母役をしてきたようなところがあり、
私もまたそれを担うことで、何とか生きてきた
という状態でした。

幸いなことに、今、やっと家族がみな幸せで
安定した状況になり、自分も結婚して、
ソウルメイトといえる主人と暮らすようになって、

やっと、「抑うつ状態になれた」という感じです。
安心して、積年の疲れを出せる状況になった、
という感じで、これは私も自覚しています。

院長先生は、長らく、教育現場に近しいところで
子ども達の心の問題とも関わってこられたかたで、
そうゆう意味でも、私が中2の時から背負ってきたもの
という点で、より一歩踏み込んだ「子どもの目」を
もっておられるな、と感じました。
それが、まだ中2の頃のまま、やりどころなく、
止まったままでいる私自身の心の部分に触れた、
という感じでした。


>>医者というのは技術者ですから(神でも聖職者でもない)
過剰な期待も恐れも必要ない、と考えると良いかと思います。

よくわかります。
ある程度は、私もあきらめています。
というのは、精神科でなくても、
病院に行って医者と話したために、
さらに具合が悪くなった、ということは、
私だけでなく、家族や身の回りでも、
介護士として病院で勤務している夫の話からも
よくよく聞くことです。

ひとまず今は、通院できる気持ちになれる
先生と出会えたので、自分がよくなること、
に専念したいと思います。


ちなみに、さすがに昨日行った時は、
紹介状もってこい、とは言われませんでした。
まぁ、油に水をそそぐようなことは、
しませんよね、病院も^^;

私も今は少々、センシティブになりやすい
状況であると自覚しているので、
きちんと通院し、治療をしていく過程で、
落ち着いていくと思っています。

病院に行く勇気をくださり、
本当にありがとうございました。



 

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  | 2007年08月20日 11:35  | この記事のアドレス URL  |

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