今日のうつ病ニュース 08.01.30(水):うつ病と肥満はニワトリと卵▽うつ病で電車に飛び込む心理▽ケータイで社会不適応に▽びっくり外来ランキング
うつ病の女性では肥満(BMIが30以上)2倍以上多く
肥満女性ではうつ病が2倍以上多い。体重が多いことを恥だと思うことが自尊心を傷つけ、
減量の意欲を失わせてしまう。Group Health Cooperative 精神科医の Gregory Simon 博士:
「自尊心を取り戻すためには、体重を減らすことが助けになる」「General Hospital Psychiatry」1/ 2月号より
(内容を保つように編集済み)
太って自信がなくなったために痩せる意欲がなくなることに対し「じゃあ痩せればいいじゃん」というストレートな博士。これがアメリカ流でしょうか。
ちなみに、太っている人のカロリー摂取は普通の人より2割多いだけで、決してドカ食いしているわけではないとか。それに運動不足が加わった結果太るということだそうです。
太ることによる恥の意識が根元にあるわけで、ストレスがあるからといって食べてしまうことは
- ストレス源に対策をしない→うつ病リスク
- 太って自信がなくなる→うつ病リスク
という2重の意味で危ないことになりますね。
「電車に飛び込む行為というのは、真っ当な判断力がなければいとも簡単にできてしまう行為だ」
「家族・友人・知人が悲しむ」、「仕事はどうなるのだ」といったことはまるで考えず、「この電車に飛び込めば自分は死ねる」ということしか考えなかったというのだ。
だが、二台目の電車に乗り込み、すでに冷静になった彼は「なんで自分はそんなことを考えたのだろうか。ワケが分からない」とも思う。
(内容を保つように編集済み)
自殺に対する誤解で最も多いのが「自殺したい心理を普通の人が検証可能である」というもの。それが高じて「自殺は甘えだ」「残された人はどうなる」という見当違いな非難が出てきます。
うつ病だったり長い時間ストレスにさいなまれた人はそもそも脳が正常に動いていないので、その思考を脳が正常に動いている人がたどることは不可能です。
本人でさえその瞬間が過ぎれば「なんであんなこと考えたんだろう」というくらい異常な考えなのですから。
最近問題になっているのが、心への影響です。行動やものの考え方がデジタル的になって、対人関係にひびが入ったり、通常の社会生活が営めなくなっている人が増えているのです。
似たような記事として「テクノ依存症」もどうぞ。
脳は使わない部分がどんどん退化するので、対人のコミュニケーションをせずに Yes/No、On/Off だけで操作するような PC やケータイを使い続けていれば、対人コミュニケーションが出来なくなったり、あいまいな状況を白黒付けずにストレスなく乗り切ることが苦手になるのは原理的に当たり前のこと。
周りや社会にどうもなじめないと思ったら、PC やケータイを使う時間が長すぎないか気にするのは無駄じゃないと思いますよ。なかなか自分では気付きにくいですが。
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| 2008年01月30日 12:55 | | この記事のアドレス URL |
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