精神疾患での労災が過去最多更新
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またまた、働く人のメンタルヘルスが危ないという事実が明らかになりました。
厚生労働省によると、2007年度にうつ病などの精神疾患で労災認定を受けた人は268人となり、前年に続き過去最多を更新した。
自殺(未遂も含む)も過去最多の81人。
このニュースの元となった厚生労働省の発表がこちら。
これによると、2007年度には
・精神障害での労災請求……952人(前年比+16%、2003年度比+113%)
・精神障害での労災支給……268人(前年比+31%、2003年度比+148%)
・うち、自殺および自殺未遂での支給……81人(前年比+23%、2003年度比+103%)
となっており、4年前と比べて精神障害による労災は2倍以上に増えていることがわかります。
精神障害での労災支給を業種別に見ると、上位5つまでは
製造業…………59人(前年38人)
卸売・小売業…41人(前年20人)
建設業…………33人(前年19人)
医療・福祉……26人(前年27人)
運輸業…………24人(前年20人)
となっています(「その他」を除く)。
「医療・福祉」を除く各業種で、大きく増えています。
職種別では、
専門的・技術的職業従事者(いわゆる専門職)……75人(前年60人)
生産工程・労務作業者(修理工など)………………60人(前年33人)
事務従事者(いわゆる事務職) ……………………53人(前年34人)
運輸・通信従事者……………………………………22人(前年16人)
販売従事者…………………………………………29人(前年14人)
管理的職業従事者(管理職)………………………18人(前年24人)
サービス職業従事者 ………………………………10人(前年17人)
その他の職種 ……………………………………… 1人(前年 7人)
となっています。
年齢別の構成比では、
30代…………37%(前年40%)
20代…………25%(前年19%)
40代…………23%(前年18%)
50代…………12%(前年16%)
60代以上…… 3%(前年 7%)
となっており、若手の多さ、特に20代での増加が目立ちます。
残業との関係はどうなっているでしょうか。
1か月の時間外労働別の支給人数(上位3つまで)は、
20時間未満…………72人
100〜120時間………39人
20〜40時間…………20人
ですので、意外にも(?)残業が多いほど精神疾患が増えるわけでもない……かのように見えます。
しかし、うち自殺に至った割合を見ると
40〜60時間………… 73%
160時間以上…………56%
60〜80時間………… 53%
これに対して「20時間未満」では7%。残業時間は「深刻度」と関連していると言えそうです。
また、上記の記載に関して
「心理的負荷が特に過重な場合など、労働時間の長さを見るまでもなく支給決定された」人が37人。全体の14%を占めます。
前回取り上げたニュースで、企業のメンタルヘルス対策が普及してきていることを取り上げました。
それでも精神障害での労災は増え続けています。
人生で大きな割合を占める労働がただの苦痛になってしまわないよう、適正な質と量を考える必要がありそうです。
(本郷玖美)
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■過労自殺の労災認定が過去最高の81名(人事・労務の玉手箱ブログ nari-sr.net blog)
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■過労自殺、過去最多81人 07年度労災認定(フジサンケイ ビジネスアイ)
■過労自殺は最多81人=「労働時間短くても危険」(今夜はほえよう!)
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| | 2008年06月02日 17:06 | | トラックバック歓迎 (0) |
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