いやな感情を今すぐ消すために内臓をほぐす方法
お久しぶりです。ながらく沈黙しておりましたが更新を再開しようと思います。
サイトを放置して何をやっていたかというと、うつ病は治ったのに調子が出ない人が元気になる方法を作っていました。まだ完成ではないのですが、確実と思える部分は公開に耐えるかと思い、徐々に出していくことにしました。
うつ病を治した後のノウハウなのでこのサイトとは別のサイトで公開することになると思いますが、現在うつ病の方にも使える部分はこちらのサイトに還元して内容をアップデートしていこうと思います。
■■今回の内容は「いやな感情を今すぐ消すために内臓をほぐす方法」です。
まずはいきなり結論から。
1. 直径5-6cmのビンを用意します。このビンは 6cm x 20cm で 100円ショップ製。インスタントコーヒーのビンでも良いです。
2. 壁とみぞおちの間にビンを挟んで立ち、体の力を抜いてビンに寄りかかり、軽く体重をかけてビンをみぞおちにめり込ませます。決して自分から体を押し付けないこと。
3. そのまま1分半待ちつつ、体の力みをどんどん抜いて下さい(喉、肩、胸、お腹など無意識に力んでいることがあります)。
4. みぞおちが柔らかくなってビンが最初よりめり込んだ感覚があったら、そのまま延長してもう1分半(合計3分)続けます。
そういった感覚がなければ延長せず終わりにします。
5. 腹式呼吸でお腹を伸縮させます。
まず、お腹だけでなく脇腹と腰も膨らむように、吸い始めと同じ力で吸える範囲で吸います(吸いきらない)。これ以上吸うには力を増やす必要があると感じたらそこで止めて、吸ったままの状態をできるだけ長く保ちます。息が苦しくなりはじめたら苦しくなくなるまで通常の呼吸を数回します。吸ってお腹が膨らんでいる状態がトータル1分半になるまで数回繰り返します。
吐くときも同様に吐きはじめと同じ力で済む範囲で吐いて(吐ききらない)、吐いたままの状態をなるべく保ち、苦しくなりはじめたら苦しくなくなるまで通常の呼吸を数回します。お腹をへこませている状態がトータル1分半になるまで数回繰り返します。
6. みぞおち以外のお腹の各所もビンで押した時と同じくらいの強さで手で押してみて、痛いところや気持ち悪いところがあったらその場所を同様にビンで押し、腹式呼吸をします。
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■■上記が何をやっているかの説明
感情や感覚は内臓の状態を自律神経経由で脳が判断した結果であるという説に基づいて、圧迫されたり引っ張られている内臓をもとに戻しています。
ストレスがかかると消化器の働きが悪くなるというのは聞いたことがあるかと思いますが、逆に内臓を圧迫しても気分の落ち込みや閉塞感などが出ます。例えば大きなストレスを感じた時に、みぞおちをじっくり押したり深呼吸してみて下さい。たぶん痛みや吐き気、息苦しさがあるはずです。平常時ならそういう感覚はありません。
この内臓の圧迫というのは、内臓を囲む筋膜(浅筋膜と深筋膜)が固まると慢性化します。筋膜は内臓どうしがこすれないように潤滑剤として働いたり、内臓が大きく動かないように大まかに固定する柔らかいベルトとして働いていますが、運動不足などで長期間にわたって筋膜が伸び縮みせず固定されると固くなるという性質があります。こうなると内臓が機能するために微妙に動いたり収縮したりすることが出来ず、これを自律神経経由で脳が感知すると「なんか気持ち悪い」「どうも気分が晴れない」という感じが出てきます。
この固くなった筋膜を戻して内臓の圧迫を取るには、筋膜を 90秒以上変形させる(伸ばす)こと、それを何回も何日も繰り返すこと(目安として3週間から1ヶ月くらい)ということが分かっています。上記の方法では、ストレスで固くなりやすいみぞおちの筋膜をじっくり伸ばした後、腹式呼吸で吸って内臓を上から横隔膜で押し下げたり、吐いて横から腹筋(腹横筋)で押し上げてお腹の中の全体の筋膜を変形させてほぐしています。
横隔膜は肋骨のキワに沿って付いている、ドーム型の仕切り膜です。
腹式呼吸で吸うとこの横隔膜が下がるのですが、この時に脇腹や腰の筋肉が固いとお腹だけを膨らませようとします。脇腹と腰のほぐし方までは今回書ききれないので、吸う時に「お腹だけでなく脇腹と腰も膨らむように」と書きました。人によってはこのコントロールは難しいかも知れませんが、それで筋膜ほぐし効果がなくなることはないので今のところは気にしなくて大丈夫です。
■■内臓ほぐしの後は背骨ほぐし=全体ほぐし
脳と内臓の間は自律神経でつながっていて、この自律神経は背骨の中の空洞を通り、目的の内臓の近くの背骨から出ています。そして、背骨まわりの筋肉が凝ると、正確には筋肉内の筋膜(深筋膜)が固くなると、神経を圧迫して内臓の動きが悪くなります。整体や鍼の先生が「背骨の○番をほぐすと肝臓が良くなる」と言うのは、肝臓向けの神経が背骨の○番から出ているので、その近辺の筋肉をほぐそうという意味です。この背骨ほぐし以降もまたいずれ。
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| 2019年11月23日 14:34 | | この記事のアドレス URL |
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